モンカイの町は中国との国境の海寄りにあります。この町に足を運ぶと、ベトナムで最も長いビーチとして誇るチャコー・ビーチで海水浴ができるほか、サービー( Sa Vi) 岬、チャコー集会所などを訪れ、地元の特産物を味わうことができます。特に、観光客はモンカイ貿易センターでショッピングできます。これはベトナム国内で最も大きな国境の市場です。
現場の音
まだうす暗くて人の顔がよく見えない早朝のモンカイ貿易センター、通称、モンカイ市場です。町の中心地にあるこの市場には荷積みや下ろしのため、往来する数多くのトラックで賑わっています。モンカイ貿易センターは近代的な建築で立派な建物です。この貿易センターで製品を販売する人々はベトナム人のほか、中国人商人もいます。
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モンカイ市場は「ショッピング天国」とされています。この市場には豊富な品々がずらりと並べられていて、そのほとんどはメードインチャイナです。日用雑貨から布地、既製服、バッグなどありとあらゆる製品があり、女性にとって大きな選択肢をもたらしています。男性たちにとっても、電子製品の店は魅力的な場所となっています。モンカイ市場の533号店の店主は次のように語りました。
（テープ）
「私たちは中国から直接に買い付けますから、価格はとても安いです。何を買っても安いんです。観光客はモンカイを訪れると誰もが買い物に走ります」
以前、モンカイ貿易センターは卸売り市場でしたが、再建されてからは、小売もやっています。買い手はほとんど観光客です。
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モンカイ貿易センター内の店主の大部分は中国人ですが、それぞれの店には売り手2人が居て、一人は中国人、一人はベトナム人です。売り手はベトナム語と中国語で、製品を並べながら、お客さんを招き入れます。支払はベトナム通貨でも中国人民元でも構いません。観光客の一人であるホアンラムさんは次のように語りました。
（テープ）
「売り手の応待は優しいです。買い手は商品を見たあと、買っても買わなくても大丈夫。この市場は中心地にあり、大部分は卸売りですから、値段交渉の必要がありません」
モンカイ貿易センターの３階には漢方薬の店があります。これらの漢方薬の店の店主の一人であるホアンバンアンさんはまもなく８０歳になりますが、長年にわたり、この市場で経営してきたと明かにし、次のように語りました。
（テープ）
「２４年間、この市場で漢方薬の店を営んできました。この市場は日増しに大きくなっています。昔は１階建でしたが、今は５階建の市場となりました。この市場は午前の７時から１２時まで営業します。遅くても昼の１時までです。
一度モンカイ市場に行ったことがある人は再び行ってみたいと思うことでしょう。午前中だけではこの市場を十分に回りきれないからです。